下の親知らず(水平埋没)抜歯手術の体験談
こんにちは!くるまっさです。
このブログのテーマとは少しずれてしまうのですが、今回は親知らず(第3大臼歯)の抜歯について書きたいと思います。
昨年の夏、右下の埋没した親知らずを抜歯しました。
私自身、抜歯前には不安を和らげるためにインターネットを用いて様々な情報を集めていましたので、私の経験もここに書いておこうと思います。
抜歯に至った経緯
抜歯することにしたのは、この歯の近くの歯肉が炎症を繰り返していたからです。
歯は見えていない状況だったのですが、昨年の春あたりから、親知らずにかぶっている歯茎が頻繁に炎症を起こすようになりました。
かなり腫れて固形物が全く食べられなくなったこともあります。(←幸い、1日で治りました)
さすがに抜いたほうがいいだろうということで、近所の歯医者さんで大学病院への紹介状を書いてもらい、大学病院で抜歯することにしました。
初診
私が行ったのは、お茶の水にある東京医科歯科大学歯学部附属病院さんです。初診は、
- 受付
- 問診票の記入と血圧の測定
- 医師の問診
- レントゲン撮影
- 担当医師による説明
という流れでした。※この日に治療はしていません
どうやら、レントゲン撮影をしてから担当医師を決めているようでした。
担当医師による説明のところで、手術日を決めて諸注意を受けます。
私の場合は、下の歯でかつ完全に埋没してしかも真横(水平)の状態だったので、「難しい手術ですから、頑張りましょう。」と言われてしまい、不安感が加速…。
この初診ですが、予想以上に時間がかかりました。
朝から行ったのですが、全て終わるまで約2時間半ほどです。※ほとんどが待ち時間です
、、
「3.医師の問診」と「5.担当医師による説明」の前の待ち時間が長いです。
実際に東京医科歯科大附属病院さんで抜歯される方は、時間に余裕を持つことをおススメします。(私はちょうどアロメテラピー検定を受験する前だったので、そのテキストを読んで時間をつぶしていました。)
初診後~手術日前日
とくにやることは無いですが、歯肉が腫れていると手術ができないそうなので、恐る恐る生活していました。(とはいってもできることは無い。)
手術日(手術前~手術中)
初診から1週間ほどして、手術日がやってきました。術後はしばらく物が食べられないだろうとのことだったので、お腹を満たしてから病院へ。手術開始は13時頃だったと思います。
手術とはいっても、いわゆる外科手術をするような手術室ではなくて、普通の歯医者さんにあるような椅子に座って受けます。
麻酔を打ってから、メスで歯肉を切り開いていきます。
事前の説明では、手前の歯の位置から歯肉を切り開いて、親知らずの頭の部分を割って取り出し、その後残った根元部分を抜く、という手順で手術をするとのことでした。
水平埋没歯なので大変です…。
局所麻酔で意識がはっきりしているので、歯を割る「バキッ!!」という音を何度も聞きました(笑)
全く痛くないので怖くはなかったのですが、なかなか迫力があります。
私は幼いころから歯医者に良く行っていたので(←頻繁に虫歯になっていた)、歯をガリガリ削られることにはあまり抵抗が無いのですが、経験の無い方だと驚くかもしれません…。
手術は50分ほどで終了しました。
お医者さんは30分くらいで終わらせるつもりだったようですが、根元を抜くのが困難だったようです。※あごの骨も削りました
切開した範囲が通常より広かったのか、「久しぶりに4針も縫ったよー。」とおっしゃっていました…。
「抜いた歯を持って帰りたいのですが」と申し出てみたところ、「良いですよー」とのこと。
※洗って部屋に飾っています
手術日(手術後)
病院近くの薬局は混雑していたので、お薬は自宅近くの薬局でもらいました。処方されたのは、主に抗生物質と痛み止めです。
術後で口の中が大変なことになっているのに、薬局では声を出さないといけないわけですから、これが意外と難関だったりします。
手術が終わった直後は、かなり顎が腫れましたが、痛みはありませんでした。
1時間ほどすると、腫れはかなり引きました。出血量は多く、5時間くらいは出続けていたと思います。その間はガーゼを噛んで対処。うがいはあまり良くないようだったので、極力しないようにしていました。
いつ麻酔が切れるのかと待っていたのですが、20時くらいになっても全く痛みがなく…、念のため、夕食はおかゆにしましたが、夜にはメロンパンを食べていました。
歯磨きは、縫ってあるところをいじってしまうとヤバそうなので、ささっと終了。電動歯ブラシを持ってて良かった!
痛むのが怖かったので、(まだ痛みはありませんでしたが)この日は痛み止めを規定量飲みました。
手術翌日~抜糸まで
手術日翌日の朝、うがいをすると結構な量の血が混じっていました。ただ、出欠は止まっているのでこの点は心配なし。(結局、起床時に唾に血が混じらなくなるまで、5日間くらいかかった気がします。)
少しジンジンする感覚があるだけで、特に激しい痛みはありませんでした。(面白くない)
痛み止めを飲む必要はなさそうだったので、この日からは一切飲みませんでした。
つまり、痛み止めを飲んだのは術日の夜1回だけ。
歯磨きの時は神経を使いますが、他は至って普通の生活ができました。食事も普段通りにとれます。
「意外と大したことないなあ」という印象です。
抜糸
通常、手術から抜糸までは1週間程度だそうで、私は手術6日後に抜糸となりました。
抜糸であれば近所の歯医者さんでもできるそうなのですが、東京医科歯科大附属病院さんまで行くことにしました。(手術日に抜糸の予約もしていたので。)
傷の治りは良好とのことで、すぐに抜糸は終わりました。
待ち時間はほとんどなく、抜糸自体も20分くらいだったと思います。
これで無事に終わり!!めでたしめでたし!!!
…と思っていたのですが
この後、予想外の苦労が…
穴にたまる食べかす
なんと、抜歯によってできた穴に、大量の食べかすが詰まるではありませんか!
これはかなり不快です。というのも、歯肉を傷つけそうで穴をほじくるわけにはいかず、放置するしかない食べかすがどんどん腐って悪臭や不快な汁を発生させるからです。
これは本当に困りました。たまーに、腐った食べ物が取れたりするのですが、本当に気持ち悪いです。
緑色の米粒が出てきたりしました。
明らかにやばいです。
そして、抜歯から2週間ほどたったある日、ついにこの問題を解決する素晴らしい方法を考え付きました。
それは、こちらの記事に書いてありますので、是非ご覧ください!
そして、1ヵ月ほどで穴もふさがり、めでたく抜歯の苦しみから解放されました。
この後、結局私は残りの3本の親知らずも全て抜歯することになりました。下の歯は相変わらず大変な感じでした、、、。
それでは、また!