くるまっさのブログ

資格試験や大学院入試の対策方法の紹介を中心としたブログ、でしたが最近はいろいろ。

東大・東工大院試対策で使っていた数学の参考書の一覧



院試のシーズンですねえ!1年前は私も院試対策で追われていました。懐かしい。

今はと言えば、就活に追われています、、、。20卒なので今の時期の就活はマストでは無いと思うのですが、自分から就活という名の戦場に飛び込んでいる感じです(早めに動き始めるのが好きなんですよね)。とりあえず、めっちゃ大変です。


ま、今日は就活の話ではなく、院試の話をしたいと思います。

数学と言えば、サイエンス社の黄色のやつが有名ですよね。私も買いました。





いや、難しすぎでしょ

私は全く解けませんでした、、、数学苦手なんですよ本当に、、。

なので、今回は「基礎的なんだけど、とりあえずこれやればギリギリ院試を乗り切れると思いますよ~~」という感じの参考書をご紹介します。というか、私が使っていたやつです。

私は東工大の電気電子系と、東大工学系バイオに合格していますので、これと同じかこれより難易度が低めの院試であれば、こちらで紹介するもので対応できるのではないか、と勝手に思っております。


とりあえずざっくり書いて、あとからちょこちょこ更新したいと思います。

 

 

線形代数

 

「教養の線形代数(五訂版)」村上ら、培風館




これは東工大の授業で使っていたものです。線形代数の基礎が良い感じにまとまっていると思いますし、東工大電気電子系の院試ならこれ一冊で大丈夫でしょう。解説が少し不親切ですが、まあ仕方ない。章末の標準問題が解ければ十分じゃないですかねえ…ちなみに私は全然解き切っていません。ジョルダン標準形は出てきません(記憶が正しければ)。


マセマの線形代数




有名ですね。いいと思います、私はとりあえず2周くらいしました。まあでも、上の「教養の線形代数」を解くので良かったかな、って気はしています。こっちにはジョルダン標準形があるのがいいですけどね。※東工大電気電子の院試は簡単なのでジョルダン標準形は出ないと思います(保証はできません!)


「弱点克服 大学生の線形代数(改訂版)」江川、東京図書




これ、実は私は時間が無くてほとんどできなかったんですが、すごく良い、気がします←。正直、これ1冊やっておけばそれで良かったんじゃないかと思っているのですが、実際に使っていないので何とも言えません。使っているかたいらっしゃいましたら、是非感想をお願いします!


微分積分

 

「弱点克服 大学生の微分積分」江川、東京図書




上述した通り、このシリーズの線形代数はできませんでしたが、微分積分の方はやりました!すごくよかったですね。基礎からしっかりという感じですが、後半は結構難しく感じました。東工大電気電子に対してはオーバースペック感すらあります。東大工学系に対してもかなりの範囲をカバーできるはず。もっと早く出会っておきたかった1冊。


「入門微分積分」三宅、培風館




東工大の授業で使っていたものです。悪くないですし問題数も多いのですが、逆に「院試対策なら、これはやらなくてもよくね??」という問題が多い気がしていて、試験当日まで時間がないときにやるのは微妙かもしれません。


確率統計

 

マセマの統計学




これは良かったですねー。確率統計はこれ1冊しかやってないです。授業で使ってた教科書がめちゃくちゃわかりづらかったのもあって、感動しました。


「徹底攻略 確率統計」真貝、共立出版




マセマをやる前にこちらの本を買っていたのですが、結局やらず仕舞いでした。すごく丁寧な本で、やっておけば良かったと思うのですが、ちょっと量が多い気がしてマセマに浮気しました。時間がある人は是非やってみてほしいです…。時間なければマセマやっておけば良いと思います。


微分方程式

 

「スタンダード 工学系の微分方程式」広川ら、講談社




東工大電気電子の先生が書いている本で、教科書としても使いました。薄くてよくまとまっていますが、発展問題が無いのが難。東工大電気電子はこれで必要十分。東大はこれでは足りないので、マセマとかやりましょう。たまに誤植がありますが、私は気になりませんでした。


マセマの常微分方程式




「スタンダード 工学系の微分方程式」よりも難しい問題も載っていて、いい感じでした。ただ、東工大電気電子ならこのレベルはいらないはず。東大には丁度良いでしょう。私の年は難しい問題が出て私は解けませんでしたが…合格したからいいけど…。


複素解析

 

「スタンダード 工学系の複素解析」安岡ら、講談社




これも東工大電気電子の先生が書いています。薄くていいですね~!薄い本はやる気が出ます。私はこれしかやっていません。


フーリエ・ラプラス

 

「フーリエ級数・変換 / ラプラス変換」水本、オーム社




これまた東工大電気電子の先生が書いています。丁寧でいい本だと思います。量も多くなく、とりかかりやすいです。問題数が少ない気はするので、別で補充したほうがいいでしょう。私はこの本+過去問しかやっていないですが…



とりあえずこんな感じでしょうか!

もちろん、ここで紹介した本以外にも素晴らしいものはたくさんあると思うので、あくまで参考程度に。教材の合う合わないって、本当に人それぞれだと思うので…

それではまた!