東工大院試対策でおすすめの電磁気学・電気回路の参考書
今日は、東工大大学院の電気電子系を受験する際に、電磁気学および電気回路の参考書としてお勧めしたい書籍を紹介します。
是非、ご活用ください。
電磁気学
電子情報工学ニューコース 電磁気学 (浅田・平野著、培風社)
こちらは東工大電気電子工学科で教科書として使われていた本です。(H31年度の東工大の「電磁気学第一」も、この書籍を教科書として使用するようです)
院試でも、こちらの教科書の内容に使い物が頻出されていますので、外部から受験されるかたにはお勧めしたい本になります。
ただし、誤植等もあり、単純に電磁気学を学ぶだけであれば、この本は使いづらいかもしれません。あくまで、「東工大の院試対策」としてのみ、おすすめします。
ちなみに、私はこの本の知識で東大の工学系研究科の電磁気学(工学系共通問題)に挑みましたが、十分に対応できました。
※電磁気学に関しては、東工大のほうが東大よりも難しい
電気回路
電気学会大学講座 回路理論基礎(電気学会)
こちらは、数ある東工大の電気回路の授業の中でも、最も基礎的な内容の授業で使用されているものです。
演習問題もあり、わかりやすく、一般の電気回路の学習用としてもおすすめできる優れものです。
院試においても、この書籍の内容と近いものが多く出題されています。
はじめてのアナログ電子回路 基本回路編(松澤著、講談社)
私が卒業したときの東工大電電学科長だった松澤先生が執筆された、アナログ電子回路の本です。こちらも演習問題付きで、非常にわかりやすい内容です。
なんといってもカラーですので、非常にとっつきやすいと思います。
もちろん、院試でも頻出の内容が記載されています。
なお、基本回路編以外に実用回路編もありますが、院試に関しては実用回路編は不要です。
おわりに
今回、参考書として3冊の本をおすすめしました。とはいえ、院試で最も効果的な学習法は、「過去問演習」に違いありません。
過去問を解いてみて、わからない事項がありましたら、こちらで紹介した本を確認するとよろしいかと思います。
なお、去年あたりより、このブログを見てくださった方から院試の学習法についてお問い合わせいただける機会が増えて参りました。大変ありがたく思います。
是非、今後ともこのブログをよろしくお願いいたします。