世界遺産検定4級の勉強法
今回は、「世界遺産検定4級」の勉強法をご紹介します。
私は今のところ世界遺産検定の4級と3級を持っているのですが、今回は4級に絞って紹介します。
3級の勉強法についてはこちらをご覧ください↓
4級、というくらいですから、「あんまり難しくないかも」と思われる方がおられると思いますが……はい、難しくはないです笑
詳しくは後で述べたいと思いますが、世界遺産検定は他の資格試験と比べて試験対策がし易い(やることが決まっている)と感じます。
世界遺産検定とは
世界遺産検定とは、NPO法人世界遺産アカデミーが主催している民間資格で、世界遺産に関する問題が出題されます。
基本的な情報は公式サイト(http://www.sekaken.jp/)に詳しく書かれているので、是非見てみてください!
国家資格ではないのですが、大学の推薦・AO入試で活用出来たり、就職活動でアピール出来たり(JTBは、ESの資格欄に世界遺産検定の項目があるらしいです)と、なかなか実用的な資格です。
4級、3級、2級、1級、マイスターの5つの階級があります。(4級が最も簡単で、マイスターが最も難しい)
今回ご紹介するのは4級なので、もっとも簡単な級ということになります。
世界遺産検定4級の出題内容と難易度
世界遺産検定4級の問題は、ほぼ全て公式テキスト「はじめて学ぶ世界遺産50 世界遺産検定4級公式テキスト」から出題されます。
出題の対象となっている遺産は、日本のすべての世界遺産と世界の主要な30の世界遺産です。
そして、問われるのはほぼほぼテキストの太字になっている単語です。(たまに太字以外も問われます。)
ただ、めちゃめちゃ簡単…というわけでもないです。
【突然ですが問題です】 2017年6月現在で、日本の世界遺産は計20件あります。出来るだけ多く列挙してみてください。(答えは、この記事の一番下に書いておきます)
どうでしょうか。
これができるようにならないと4級に合格できない……というわけでは無いですが、4級の試験勉強をしていれば、自然とできるようになるであろうレベルの問題です。
私は、「世界遺産はそこそこ知ってるし、4級くらいノー勉でいけるかな~」と思っていきなり過去問にとりかかってみたのですが、さっぱりわかりませんでした(笑)
いままでに紹介してきた数少ない資格の中では、ワイン検定ブロンズより難しく、アロマテラピー検定1級より簡単…といった程度の難易度だと感じました。
よほどの強者でない限り、公式テキストを読み込まないと合格は難しいと思います…
逆に、公式テキストさえ読めば誰でも合格できます。
公式テキストを買いましょう(笑)
ひとつ出題範囲に関する注意点がありまして、個々の具体的な世界遺産についての問題以外にも、世界遺産全体に関する問題(10の登録基準など)が出題されます。
詳しくは、公式サイトの「出題内容の詳細」→ http://www.sekaken.jp/example/detail.html に書かれていますので、必ずチェックしておきましょう!
申込方法
公式サイトからインターネットで申し込む方法と、願書を郵送する方法があるようです。
(個人的には、ネット申し込みがなにかと便利かなとは思います。)
検定料
本記事を執筆している時点で、4級の検定料は3000円(税込)です。
3級と併願することもでき、その場合は3級と合わせて7300円(税込)となります。
問題数と試験時間
4級は、50問を50分で解きます。
私が受験した印象では、時間はものすごくあまります。
余った場合は途中退室ができますので、ささっと退室してしまって構わないと思います。
世界遺産検定4級の試験対策
さて、先ほど申し上げましたように、とにかく公式テキストの内容を覚えることに尽きます。
太字の部分はそこまで量は多くないですから、確実に暗記しましょう。
たまーに太字以外が問われますので、太字を覚えたら全体をパラパラと読んでおくとよいと思います。
とはいえ、テキストを読むだけでは覚えているかどうかのチェックがあいまいになってしまいますから、問題を解くべきです。
親切なことに、世界遺産検定には公式過去問題集があります!!
これを一通り解けば、公式テキストの内容は間違いなく身に付きます。
本気で勉強すれば、3日ほどで合格ラインに達する…とは思いますが、
余裕をみて2週間くらいは対策期間として見込んでおいたほうがいいと思います。
1週間でテキストを読んで、次の1週間で過去問を解きつつ復習…
で、問題ないかと思います。
公式テキストと公式問題集、この2冊が必要十分です。
やることは決まっていますので、やる気のある方は今からガシガシ勉強してみてはいかがでしょうか。
それでは、今回はこの辺で!
問題の答え
【文化遺産】※登録年順
- 法隆寺地域の仏教建造物
- 姫路城
- 古都京都の文化財
- 白川郷・五箇山の合掌造り集落
- 原爆ドーム
- 厳島神社
- 古都奈良の文化財
- 日光の社寺
- 琉球王国のグスク及び関連遺産群
- 紀伊山地の霊場と参詣道
- 石見銀山遺跡とその文化的景観
- 平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―
- 富士山―信仰の対象と芸術の源泉
- 富岡製糸場と絹産業遺産群
- 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
- ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
【自然遺産】※登録年順
- 屋久島
- 白神山地
- 知床
- 小笠原諸島